アイチュウオタクの備忘録

愛童星夜くんとノアさんのファンで、I♡B推しです。

Candy Boyのリリイベに行った話

※アイ★チュウの話ではない

 

アイ★チュウの話ではないけれど、Candy Boy

の2ndミニアルバム「Les Candy Boy Ⅱ」のリリイベに行ってきました。

アイチュウの話じゃないけどそういうことなのでとんだミーハーオタクの日記です!!

前半半分くらいドキドキハラハラ初めて凸する現場冒険記なので、パフォーマンスについての話は中盤くらいからどうぞ。

 

アイステージ新作上演の来年4月まで、今持て余してる感謝の気持ちをどう還元したらいいものかみたいな、この気持ちをどうしたらうまく伝えることできるのかなの精神を床に転がしてたら名古屋(地元)に向こうが来てくれるとか言うから、カモがネギしょって歩いてきたみたいな感じ。

名古屋とか岐阜、来てくれるの嬉しいけどおいしいもの特にないし、目立った観光地もないし、方言も可愛くないし、田舎だし、蒸し暑いし最悪だし、何よりコミケ開催期間中に来ていただいて申し訳ない…。どんな人が来ても思うけど…まあ私はスガキヤもあんスパも味噌カツも大好きです。

 

(余談だけどセイヤンの週にセイヤン積むかCandy Boyをみにいくかで悩んで結局どちらも行かなかったからカっとなってるうちにチケットは買って後戻りできなくした方が絶対いい)

 

 

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"Candy Boyは“フレンチ”をテーマにしたトータルエンターテインメント集団。
カフェを舞台に、世界中から集めてきた記念日「CandyDay」をテーマにしたストーリーを、お芝居・フレンチポップな楽曲たち・バレエリズムダンスでお届けする、エレガントで新しい形のエンターテインメント集団です。"

(公式サイトから引用)https://candy-boy.jp

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ド正直に言うとCandy Boyさんのパフォーマンスは星夜くんはじめ新キャストが発表された時にさらっと検索してみた程度で、もう完全に前知識0に近い状態で行きました(すみません)

更にごめんなさいを重ねると具体的に何者かもよくわかってなくて、そんな中で「カフェ」「舞台」「2.5出演」「なんだか公演で軽食が出る」それでもって「歌って踊る」と言われて情報が散らかりすぎてメンバーの顔がいいことしか飲み込めてなかった。(すみません)

 

そのような前提で、さらに言うとサンシャインサカエで整理券をもらうのも始めて。どのくらいのオタクが群がるのかもどのくらいの時間に物販いけばいいのかもわからないままソワソワしながら駅につき物販で通常版と初回盤を購入。特典会参加券ももらったけど、これも右も左も分からないので何枚持ってるのがマストかもよく分からないまま開演時間まではお友達とお茶してました。

 

話それるんだけど、「Qサンシャインはサンシャインでもアイチュウが来てくれないサンシャインってな~んだ!Aサンシャインサカエ」などというクソなぞなぞを少し前に発明したばかりだったのですが、来たがな!アイチュウ来たがな!!

厳密にはアイチュウではないが、サンシャインサカエに降り立ってくれたアイチュウ(の魂をもった人)は川井雅弘さんが初めてなのでは!?サンシャインサカエのアイチュウ処女を奪ってくださりありがとうございます!!

 

時間になって整理券番号順に並んでいる列に入り、「何番ですか?」と並んでいるオタクネキに声をかけて自分の番号の位置を探す。

もうこれは!10数年前から慣れてるので大丈夫です!大丈夫だしオタクネキ達がソフトな対応をしてくれたり笑顔で返してくれたりしてなんだかマイルドだったから安心してもうこの時点で楽しくなってきてた。(全体通して思ってたより全然怖い女オタクたちの巣窟じゃなかったので安心した)

 

開演前のスタッフさんのMC終わり、メンバーのビラ配りも終わるとステージの裏を通って上手側からメンバーが横1列に整列する…

 

まーくんだ!!

 

愛子ちゃんを見つけたプンプンさながらの気持ち!

本当におもしろくない感想だけど、「本物」を視認した時の気持ちって「いる!」って気持ちに支配されがちじゃないですか?強いていえば「顔がいい!」とか…お前普段のTwitterランドでのふぁびょった語彙はどこに行ったんだよと。「星夜…生きてる…本物…」のオタクに心からリアリティを感じる。

 

そんな私のわあ!としたざっくりした感動をよそに曲とパフォーマンスが始まりまして、ざっくりした感動の中で感じたのは「この世の善意を全て回収して作られたエンタメかよ」。

いや、なんかこう、すごいピースフルで!?Happiness!?小さなお子さんに与えても一切の害のないような、普段私どものようなくそサブカルゴミクソオタクが好んで摂取している世界とはかなり違う優しい世界が繰り広げられて、なんだか唖然とした…

 

というか、というかなんだけど、何よりも「なんじゃこりゃーー!!」なのはCandy Boy

さんのダンス、バレエみたいな…ほんと、バレエみたいなんです、嘘じゃない本当!サンシャインサカエの地獄の熱気の中で若くて綺麗な男の子達がバレエやってた!!バレエリズムダンスってそーゆーのでしたか!とんでもねえ!!

ドガの絵画とルノワールの描く美少女を混合させて作ったかのような世界だったんです、びっくりした。

骨董品のお店にある陶器の可愛いバレリーナが踊っているようなあぁいうポーズとか、バレエの動きと思って想像するあの…繊細で叙情的、ロマンチックなタッチの動きの闇鍋!!!ってくらい、「私たちがみたいと思う美しいもの」が目の前で演じられた。そこまでする必要ある!?ってくらい。

ほんとにほんとに白鳥かタンチョウのダンスかシフォンレースの揺らめきかってくらいフェミニンでハッピーなパフォーマンスだった。ハンカチを降ることも覚えた。(ポルノグラフィティでいうところのハネウマライダーのようなタオルぶんまわし系の曲がありました)ここまでが頭の2曲(だったはず)の話です。

 

前述の通りピースフルでハピネスな優しいパフォーマンスが展開されてなんだか楽しくなってきたかもしれないぞ!とちょっと強ばっていた肩が下がり始めたところで始まった曲、ここからがよくなかった…すごくよくなかった…簡単に言うと、

なんかしらんけどいきなり宗教になった。

 

曲調がバラード寄りになって、少し90~00年代の余韻を感じるリズムでは?と思いまた楽しくなっていたんだけど、さっきまでの世界中の善意をメレンゲで固めた甘いお菓子みたいなパフォーマンスから外れて…

なんか、ギリシャ神話…?って感じになった…

バレエっぽいダンスはそのままに、めちゃくちゃ美しくて、というか美しさ極振りでさっきまであったシロツメクサをつむ少女のような面影はどこへ行ったのかと問いただしたくなるくらい厳粛で儚げな美しさが爆盛りになっていた。もう大変。

ここで本当の意味の、ドガの「エトワール」の雰囲気が近いなと感じます。退廃的で陰鬱さを孕んだ叙情的な美しさが。※個人の感想です

川井雅弘さん、アポロン像か?と思ったもん。

「夜空の約束」だったかなあ~と思うんですけれども、最後のポーズがパルテノン神殿の柱の並びのように美しくて白い柱の背景に広い夜空がみえるようだった。あの時だけサンシャインサカエギリシャになったよ。

あともう1曲、こちらも大変なダンスでもうその時私は頭がぐわんぐわんして、熱中症かな!?と思うくらいだったんだけど、そんな中歯を食いしばって硬直しながらみていた曲とダンス、もうそのシーンのためだけに、そのダンスをみたいがために夜も行ったっていうシーンがありまして!!

参考資料がなくて歯がゆいんだけど、なんか社交ダンスとかでよくみる1人が相手の腰を支えて支えられたほうは仰向けに背を少し逸らすみたいなの、ああゆう感じのもっとなんか魂に突き刺さるやつをやってて!川井さんが!!

よすぎて帰ろうかなとさえ思った。

電流走る…ッ!!てこういう事だよなあと思います。すごくショッキングな光景だった。全人類にみてほしい…私の語彙がないばかりに分かりにくいですが、百聞は一見にしかずなのでCandy Boyさんのパフォーマンスをみにいって衝撃を受けてください。

 

あと、何周か名刺ガチャ(CDを買ったら特典会参加券がもらえて、「メンバーのランダムメッセージカード(名刺サイズ)」を、並んだ時にくじ引きで当てたメンバーに引いてもらえる)も並んだんですが、基本的に大人しくオタクの話を聞いてくれるお人形さんって感じで、無害をメレンゲで固めたお菓子か~!?って感じでした。基本的にメレンゲで固められている。

特典会はオタク1に対してメンバー3~4人だったんだけど、オタクが誰か1人に対して話してても他のメンバーが我関せずって感じじゃなくて、空気の中にちゃんと在籍している雰囲気があったのがすごく素敵だなと思いました。

接触でおしゃべりしてもらった事は割愛しますが、めちゃくちゃ優しいし息をするように接待を受けたので早く課金がしたいなあと今は思っています。

 

う~んなんか、漠然とだけど「いい現場っすね…」とニヤニヤした。

というのに一つ話があって、「Oh!シンデレラ」という曲が日替わりセトリだったんだけど、それが始まった時のオタクの反応がすごくよかった。最近で言うと「天気職人」のイントロが流れた時のオタクの阿鼻叫喚のような…とにかく「オタクが好きな、毎回やらない曲(もしくはいつも大興奮する曲)」がきたときの地獄絵図だった。ムンナイ浴びた時のPの様子を控えめかつ小規模にした感じだった。私の体感では。

その曲がオタクネキたちの間でどんな宝物なのかは知らないんだけど、そういう「嬉しい地雷」があるらしいことを体感してなんかすごく感動してしまって幸せになった。

そういう現象があるってことはステージと、作品と、ファンの間に思い出や財産があり、確かな歴史があるということなので…

あとCandy Boyさんがアイチュウくんと同級生だそうなので、枠の外で重ねてしまいそこでも感極まってしまった。本物のにわかなのに「Oh!シンデレラ」の時はちょっと泣いてた。

オタクと偶像との関係性や歴史に弱いから、Candy Boyさんも彼らを支えてきた歴史の一部であるオタクネキたちもめちゃくちゃ幸せになってほしいと思う…。

 

とにかくすごく楽しい現場でした。

おさらいすると、

Candy Boyさんは総合エンタメ集団なのでなんか色々やって楽しませてくれる

☞綺麗な男の子がメレンゲのお菓子のようなパフォーマンスをする

☞綺麗な男の子が神話のような圧倒的力と美のパフォーマンスをする

☞綺麗な男の子がバレエを踊る

☞綺麗な男の子が小指を繋いだり手取り腰とり踊る

☞歌がうまい

☞動きも世界も演出も上品でいい気分になる

☞別に怖い人はいない

☞川井雅弘さんはプロの太陽神

 

です!なるほどね~

本当に「い、いいものをみた…!」という意味では「光のメサイア」と言ってもまあ間違いではないくらいに満足感と良くしてもらったという実感が半端じゃないので、衝撃受けてほしいです。私だけ衝撃受けっぱなしなの嫌~!!

 

本当に、新しい星夜くんどんな人がやんの…?って中(その時まだ世界は地獄だったしな)で検索した時、「なんかよくわからんがアイドルか?」って気持ちで軽く終わらせてたけど、蓋を開けてびっくりだったからものはちゃんとみてみないと分からないなあ、昨今は上質なエンタメが重箱の隅にこそっとくっついていたりはたまた重箱の蓋の裏にくっついたりなどもしている。食べてみたらめちゃウマとかざらにあるなあ。

 

メンバーごとの衣装のアレンジも可愛かったし、何より靴もコーデにあわせてあるとこが可愛かったな。

普通にCandy Boyさんが今1番早く行きたい現場なので、現金握りしめて会場に行くのが本当に楽しみです。